槍ヶ岳ー奥穂高岳 その32008年09月28日 15時59分07秒

28日28日
7時40分出発
出発際にテント場にて昨日は寒かったですねと声をかけられる。寒かったのは自分だけではなかったらしい。三時間くらいしか眠れなかったこと。星空の撮影ができたことを語ってくれた。ジッツォの三脚が目についた。それではお先にと失礼する。実は彼は後で追いついてきて、今日の大半の期間、自分の少し後を歩いてくれたので、心強かった。
歩き始めから、いきなり岩の尾根沿い、崖っぷちを歩く。今日も風が強い。延々、この歩きが続く。途中で、槍ヶ岳に登る途中で出会った二人組の人達が崖から降りてきた。ここが涸沢槍だそうで、すぐそこが頂上だから登るように進められたが止めた。これで彼らが前、カメラの人が後になった。しばらくすると正面にほぼ垂直な崖の岩山が見える。よく見るとへばりつくように登っている。自分もあそこを行くしかないのだ。更に歩き、とうとうそこに来た。よく見ると所々にハシゴと鎖がある。鎖は上にのびそのまま横に延びている。この長い鎖でジグザグに登って行く。ある鎖で、てっきり前の人が鎖を登り終えたのだと思い、自分がその鎖で登り始めると、まだ使っているとの声がした。ごめんなさい。びっくりしたでしょうね。長すぎてさっぱり分かりゃしない。
大キレットは岩場の横移動、涸沢岳手前は縦の移動。どちらかと言えば、縦移動の方が好きではない。
9時
涸沢岳着。ようやく着いた。ここを少し下ると穂高山荘に着く。小屋の前にはいくつもの石でできたテーブルと椅子がある。ここでお湯を沸かしてインスタントコーヒーを飲み、ビスケットを食べる。景色もよく至福の時となる。小屋に入って見るとステレオを設置した部屋があった。優雅なものである。
10時20分
奥穂高岳着。頂上には各方向の山の名前が分かるものが設置してあったので、これを見ながら各方向を見た。富士山、八ヶ岳、浅間山?、立山、大日岳、周りの北アルプス、乗鞍、南アルプス。全てが雲の上に浮かんでいる。絶景だ。しばらく楽しんだ後、下山を開始する。ここからの道も、結構、危ない道があった。
紀美子平にてカメラの人と別れる。自分はバスの時間があることと、あわよくば温泉に入ろうと思っているので、前穂高には登らず、このまま下ることとする。彼は荷物を置いて、前穂高に登って行った。途中、岳沢ヒュッテ跡地で結構な人が休憩をしていた。石垣だけが残っており、史跡を見ているようだ。大雪でやられたそうだが、その力はそうとうなものだったのだろう。
14時30分
上高地着
温泉を探したが見つからず、お土産を見て回って過ごす。別の新しい電池でデジカメが動いたので、今日来た穂高を撮影。
15時30分
バス受付
16時
出発。今日は規制日ということで沢渡までは別のばすとなった。先に沢渡に行って温泉に入り、ここから高速バスに乗るのもよいかもしれない。
21時
新宿駅着
以上、終了。